中華喫茶ヨーロピアンへようこそっ！ 『バカとテストと召喚獣 2』

バカとテストと召喚獣 2 (ファミ通文庫)

・井上堅二『バカとテストと召喚獣 2』電撃文庫
Fクラスの環境の悪さ――ゴザにみかん箱という野趣あふれる設備、そしてバカまっしぐらのクラスメイトたち――に業を煮やした父親が、姫路さんを転校させようとしている。そんな話を聞いた明久は、あこがれの美少女のため一念発起。喫茶店で設備改善のための資金を稼ぎつつ、さらに召喚大会で優勝を狙うことになる。Fクラスは、学園祭で一発逆転の奇跡を起こすことができるのか!?

口絵のマンガでいきなり吹き出した。やはり、このシリーズは楽しい！
かつての神童っぷりを発揮して、謀略にケンカに大活躍を見せる雄二、ことあるごとに明久に暴力を振るう暴走貧乳・美波など、キャラクターがさらに立ってきて笑いなしには読みきれない。まったく通勤列車でバカテスを読むのは地獄だぜ。
ただ、後半のちょい重めな展開は浮いているように感じた。わがままを言わせて貰えば、もっとただバカなだけのお話が読みたい。バカ、それだけでいい。
あと、明久メイド服ver.は、もっとはっきりとイラスト化してほしかった。できればカラーで！

●『バカとテストと召喚獣 2』感想リンク（reclips）