「エロゲのアニメ的演出〜」:追補

前回のエントリについては、さまざまなところから鋭いご意見をいただきました。
ちょっと触れただけなのにうっとおしいわい! なんて方もおられるかもしれませんが、つたない記事を補完する意味でも、紹介&反応をいただいたサイトを挙げさせていただきます。
漏れがあるかもしれませんが、ご容赦を。また、一部はパーマリンクになっていないと思います。


てきとうなもの

カトゆー家断絶(2月20日)

コストを考えると即全編アニメとかは現実問題難しそう。Fate的なものが主流になるのかな。

Fate』の演出の真のすごさは、攻撃の軌跡から拡大縮小、テキスト部分への画像の挿入まで、ほとんどがゲームエンジン吉里吉里の基本機能で成り立っているところだと思います。
ほとんどは、知識とセンスさえあれば再現可能。そんな枯れた技術で、「これまでにない!」と思わせるものを作り上げたのが偉大なところ。
ちょっと見苦しい悪あがきをさせてもらいます! Littlewitchminoriの先進的な取り組みを紹介しつつ、〆に『Fate/stay night』の従来技術の応用を取り上げて、タイトルも「エロゲ演出の歴史と展望」とか「エロゲのアニメ的演出の功罪」とかにしたかったの! だいたい、「エロゲのアニメ的演出について考えてみた」ってタイトルが逃げなんですよ! 「考えてみた」ってなんだよ! ぬるすぎ! ごめんなさい。
そういった書けなかった部分を見透かされたような気がして、ギクっとするコメントでした。

ふぇいばりっとでいず(2月20日)

ゴルゴ31(2月20日)

マンガ☆ライフ(2月21日)

独り言以外の何か(2月21日)

あくまで一つの選択肢として、アニメ的な演出はあるのだと思います。究極だとか極地とは違っている。

"紙芝居は貧乏人の武器"という捉え方だけではない部分に、今のエロゲの魅力はあるんじゃないかなぁ。

ニトロ有線式(2月21日)

REVの日記 @はてな(エロゲのアニメ的演出)

ハロルドのたわごと(2月21日)

けど、少し疑問に思うんですが、なんでエロゲーに対して演出をそこま強化しなければならないのか、と思った。この考え方はおかしいかな。だって、エロゲーなんでしょう。エロシーンがあるからエロゲーなわけで、エロシーン以外に力を入れるのはちぃとおかしいのでは、とこの記事で思い始めた。

エロシーンにも、いやエロシーンにこそ演出の入る余地はあるのではないかと思います。実写アダルトビデオの技術を取り入れたJellyfishの『GREEN〜秋空のスクリーン〜』や『LOVERS〜恋に落ちたら…〜』をオススメしたい。一緒にもっとエロいエロゲの出現を待ちましょう!

地方在住オタの徒然記(仮)(2月21日)

だからこそ、月姫がリメイクされたらどうなるんだろうか、と思うわけですが。

今の技術で作れば、きっとまったく別モノになりますよね! そして、弓塚さつきルートを…ああ、さっちゃん…。

かてきょにっき(2月21日)

たとえばアニメーションに関わってる人が演出を担当するより、Powerpointでのプレゼンが得意なリーマンの方が良い物を作るのではないだろうか。

映像のみのアニメとテキストとのタッグであるエロゲでは、演出もまた違ったものになってくるでしょう。ただ、映画やアニメには、シーンやレイアウトに関する技術・方法論が長い年月の中で積み重ねられており、この膨大な知識の山は無視できないのではないかとも思うのです。現状のエロゲ演出の方向性を考えると、「モンタージュ」「カメラワーク」といったものは避けて通れそうにない。
だからといって、アニメ屋さんを連れてくればうまくやれるのかというのは、また別問題でしょう。映像的なセンスとゲーム作り、両面に長けた人が求められているのだと思います。以下に、モンタージュとカメラワークについて簡単にまとめられたサイトを挙げておきます。

エイゼンシュタインとモンタージュ理論(映画学メモ)
NowDO.com > 編集現場100連発 > モンタージュ
カメラワークについて2(黄月家)
NowDO.com > 番組制作講座 > カメラワーク