渡瀬草一郎『輪環の魔導師2』電撃文庫

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

輪環の魔導師 (2) 旅の終わりの森 (電撃文庫 わ 4-26)

仲間と合流するために森の都ロンバルドを訪れたセロたち一行。ところが、待ち合わせたファンダール派の魔導師たちはやってこない。代わりに、セロの前に人間とも精霊ともつかない不思議な少女が姿を見せ「たすけて」とささやく。


仲間集め編、というところ。ファンダール派の魔導師シズクとホークアイの他、名前だけ出てきたイリアード姫も今後重要な役割を果たすことになりそう。いわゆるヤンデレ的な情の深さでセロに執着するフィノと、セロ争奪戦を繰り広げることになるのかな?
敵方、つまり魔族についてもいくつかの事実が明らかに。魔族なんて言ってても意外と普通の人も混じってようで、魔族=敵というわけでもないようだ。
登場人物も増えたので、それぞれの意思、各組織の思惑が交錯する複雑な展開に期待したい。