支倉凍砂『狼と香辛料 6』電撃文庫

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

狼と香辛料 (6) (電撃文庫)

儲け話を奪われたロレンスとホロは、女商人・エーブを追い川を下る。そして、詐欺にあい路頭に迷いかけていた少年・コルと出会い、一緒に船中の旅を続けることになる。


LNFの支倉凍砂講演?に備えて、最新刊まで読んでおくことに。明日中に7巻も読まなきゃだ。
目的地であるヨイツも近づき、いろいろありながらも楽しかった旅の終わりを意識し始めたロレンスとホロ。今回は、経済ネタも少なく、また2人の関係という面でもあまり代わり映えがなく、次に向けてのつなぎという印象。
新キャラのショタ少年コルは、このシリーズとしてはきわめて珍しいことに、次回以降にも登場することになりそう。…正直なところ、ロレンスとホロの間にお邪魔虫がはいったという感じで、あまりいい印象はない。レギュラーキャラが2人だけというのは難しかったのかなー。
お金もそれなりにたまり、ホロの故郷もすぐそこまでたどり着き、旅を続ける意味が薄くなってきていたので、この巻で仕切りなおした、というところなのだろうか。